研究会一覧
MEETINGS
(定例研究会)
第147回研究会
『プラズマ触媒の基礎と最新動向』
開催日: | 2020年11月12日(木) |
開催形式: | 現地(フクラシア東京ステーション)およびオンラインのハイブリッド開催
|
趣 旨: | 近年,プラズマ触媒反応による CH4,CO2 の改質,窒素固定化,アンモニア合成に関する研究が注目を集めている。プラズマと触媒の複合反応に関しては,NOx や VOC 分解に端を発し 20 年以上にわたる研究の歴史があり,一部は集塵や空気清浄機など広く産業応用されている。 プラズマと触媒の界面領域で生じる諸現象には,半導体微細加工,原子層プロセス,PE-CVDなどとアナロジーが多く,プラズマ触媒反応の機構解明においてプラズマ材料科学で培われた知見は有用であるばかりでなく,異分野融合を通じて既存技術のさらなる高度化,新テーマ発掘など,触媒化学,プラズマ材料科学双方において有益である。本研究会では,CH4 および CO2 の活性化に焦点を絞り,表面科学の観点から分子と固体表面の相互作用について理解を深めるとともに,非平衡プラズマによる CO2 活性化について議論する。さらに,プラズマ触媒の応用として CH4/CO2 改質の概要を紹介する。研究会に先だち,プラズマ触媒の概要を「基礎講座」にて紹介する。 |
開催通知PDF: | こちら (要ID、パスワード) |
プログラム(敬称略) | |
13:00~13:05 | 委員長挨拶 日本学術振興会第 153 委員会 委員長 渡辺 隆行 |
13:05~13:15 | 総会 |
13:15~14:05 | 基礎講座「プラズマ触媒とは」 金 賢夏(産総研) |
14:05~14:15 | 趣旨説明 野崎 智洋(東工大) |
14:15~14:55 | (招待講演)「プラズマによる CO2 振動励起と CO2 転換」 佐々木 浩一(北大) |
14:55~15:35 | (招待講演)「振動励起 CO2 分子が誘起する表面反応」 近藤 剛弘(筑波大) |
15:35~15:45 | 休憩 |
15:45~16:25 | (招待講演)「振動励起 CH4 分子の解離吸着反応」 植田 寛和(原研) |
16:25~17:05 | (招待講演)「プラズマ触媒反応による CH4/CO2 改質」 野崎 智洋(東工大) |
17:05~17:25 | 企業紹介(サムコ,昭和真空) |